ONE ~輝く季節へ~ 最速攻略・感想・紹介(フルボイス版 Windows PCゲーム NEXTON 2003年)

One ~輝く季節へ~ ゲームタイトル画面 未分類

PCゲーム『One』のTrue EndとCGコンプリートとなる選択肢全キャラ分の攻略ルートをぎゅぎゅっと一つにまとめてみた。
投稿時点で他サイトよりかなり厳密で最速のルートを洗い出した。
攻略情報以外のネタばれなし。
今回は2003年のフルボイス版を紹介するが、「1998年初版」と「2007年Vista動作確認版」と音声以外の内容は同じであるとの情報があった。
Windows11でも問題なく動作した。

ゲーム紹介

One ~輝く季節へ~ ゲームタイトル画面

1998年に現ネクストンから発売された18禁恋愛アドベンチャー型PCゲーム。
18禁=エロゲーではなく、エロ要素はほんの一時しか出ない。
また、単なる恋愛ストーリーではなく、「泣きゲー」とも言われ、深く心に響く物語が展開される。
絵入りのライトノベルを読むような感覚なのでビジュアルノベルといったほうがしっくりくる。
物語中にときどき出てくる選択肢を選ぶだけでストーリーが枝分かれしていく。
高校生活で合計6人のヒロインと親しくなっていく話。
その背後には幻想的な世界の存在があり、人の想いによって生じる悲劇と奇跡を描いている。

トゥルーエンディングとボリューム

適当にやってもそれぞれの登場人物に関連したエンディングは見られるが、物語の核心に迫ったトゥルーエンディングが用意されている。
なお、True Endでは最後にスタッフロールが流れる。
True Endまでの1回のプレイ時間は、文章を読む速さで全く変わってくるが目安1時間くらい。
ただし、読まずに文章スキップを使えば2分程度で終わらせることもできる。

基本操作

メッセージ送りEnterまたは左Shiftキー
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感想

美しい音楽と幻想的な雰囲気

発売当時、このゲーム中のオルゴール調の「A Tair」という曲をひょんなことから聴いていた(BM98で)
物悲しくも美しい曲で、ゲームも話題になっていて、どんな素晴らしいゲームなのかやってみたいとなんとなく思っていたのが今となる。

↓ゲーム中音楽「A Tair」BM98版  (Youtube)

オリジナルとはちょっと違うけど、文字主体の素朴なアニメーションがこのゲームへの関心をかきたてる。
ゲーム内容も曲の印象のままで、その世界に引き込まれてしまう。
自分が行動を選択することで能動的な体験として物語に深く没入できるところがビジュアルノベルのいいところ。
幻想的な世界へどっぷりと引き込んでくれるこういう作品はとても私の好みだ。

感性にしたがってプレイできるゲーム性

恋愛シミュレーションのようなナンパゲームではない。
女の子の気を引いたり口説いたりというようなものではなく、相手に興味を持って接することで進展するようなところにも好感が持てる。

完成度の高い洗練された文章

全体を通して文章が非常に洗練されており、その内容にもとても感動した。
心を動かされるようなセリフや考えさせられる話があったりで物語がとても充実している。
また、随所にぶっとんだ、機知に富んだような主人公のセリフがあり楽しませてくれる。
主人公が奇想天外な行動を起こすのはこの手のストーリーではよくあるが、ヒロインまでもが無理なくそれに乗っかってきて絶妙なセリフを返し、こちらがふき出してしまうようなこともあったりと、さらにいい味を出している。

分岐のバランスはよく操作性もいい

古典的なADVのように同じコマンドを何度も繰り返すようなわずらわしさはない。
選択肢の出てくる頻度やストーリーへの影響はストレスもなく快適。
このあたりはこの種のゲームの評価においては最重要項目の一つだ。
選択したことがだいぶあとで伏線回収のように些細なできごとに影響してくるようなところも「やるなー」と感心する。
システム面においても、メッセージ速度設定などで快適に操作できる。

キャラクターの声が好印象

フルボイス版の声が非常にいい。
ボイスなしでしかやったことない人はかわいそうだと思ったくらい。
あんまり作りすぎない声の出し方に好感が持て、各キャラクターにあっている。

全体的にしっかり練られたストーリー

全てのヒロインにおいてそれぞれしっかりとストーリーが作られている。
いくら昔の作品とはいえ、一部ずれた感覚の表現もあり不快感はあったが、昔のおじさんが作ったんだからしょうがないかと消化した。
こちらが精神的につらくなるような攻略ルートもあったが、それだけ感情移入してしまったのだろう。
一番おすすめのヒロインは茜。
ひときわドラマティックな内容になっている。

謎めいたところも魅力?

難点としては、ときどき突然精神世界のような謎めいた描写になり、過去現在未来どの時点の場面なのか理解が追い付かないところがある。
初めてプレイするときの心構えとしては、「未来の出来事を現在進行形で見ている」ような描写があることを念頭においておくといいと思う。
意味がわからないところは文面そのままをそのまま受け取るとよい。

ちょっとしたメッセージ性

人間万事塞翁が馬。
生きる先には何があるかまだわからない。
そんなメッセージ性も含んでいる。
そういう点で自殺願望のある人にもプレイしてみてほしい。

飽きさせない演出

True Endが全てではない。
他にも胸を締め付けられるようなものや楽しめるエピソードもあるので、違う選択もぜひ試してみてほしい。
「このゲームを知らないと損する」とまでは言えないが、全体的に完成度が高いのでおすすめできる。
気の利いたセリフにも一見の価値があるかもしれない。
「A Tair」を知っているだけでも十分得した気分になれる。

おすすめ攻略順

澪→茜→椎名→長森→シュン→七瀬→みさき
史上最短ルート。
クリア後のキャラの途中のセーブポイントから効率よく別キャラに分岐できる。
効率重視だが、ストーリーを追う順番としてもちょうどいいと思う。
表の「おすすめ順解説」欄参照。
七瀬ルートは意味不明すぎるので最初に進めるのはおすすめしない。
シュンは誰かのTrue End見てからでないと出てこない。

攻略表

日時選択肢おすすめ順と解説
11月30日断る(長森)
部活に顔を出してみる(シュン)
1周目:澪→茜→椎名→長森の優先順で選択、クリア
2周目:シュン→七瀬→みさきの優先順で選択、クリア

この表の選択肢が表示されたら、分岐以外は全て選ぶ
”①”から順に攻略していく
12月1日デートにでも誘ってやろうか?(長森)
勘違いされても構わないぞ(長森)
部活に顔を出す(シュン)
1周目、部活に顔を出す前にセーブ
2周目はこのセーブポイントから開始可能
④七瀬・シュンルートへ
12月2日[茜]
起きる
長森に里村のことを訊ねる
今朝のことを訊ねる
さっさと帰る
12月3日介抱する(長森・椎名)
そのまま『パーティー』だろう/『終わった』だろう/合っている(七瀬・シュン)
中庭へ行く(茜)

※七瀬・シュンは漢字テスト9問以上正解させる
◆漢字テスト各問いの正解者
1 七瀬・オレ・女子
2 七瀬・女子
3 七瀬・オレ・女子
4 七瀬・オレ・女子
5 七瀬・女子
6 オレ・住井
7 七瀬・女子
8 七瀬・オレ
9 オレ・女子
10 七瀬
漢字テスト満点:6,9問目をオレ、他全部七瀬
12月4日一緒に行く(茜)
里村と昼を食べる(茜)
美味しい食べ物の話しをする(七瀬)
勝負を受ける(みさき)
12月5日[みさき]
本気で挑む
12月7日※みさき・シュンルートは今日の椎名ルートのどれかを避ける。みさきとシュンは椎名と共存不可。他キャラは共存可。
そうする/手伝う(椎名)
里村の席へ行く(茜)
┏探すのを手伝う(椎名)/2階を探す(最初にいる場所)
┗放っておく(みさき)
部活に顔を出す(シュン)
少しだけならな(シュン)
12月8日里村に声をかけてから行く(茜)
3階を探す(最初にいる場所)
部活に顔を出す(シュン)
そう、七瀬だ or そう、長森だ/七瀬に頼む(椎名フラグ)
12月9日お願いする(澪)
声をかける(茜)
12月10日目覚めのキスだとか…/いや、さすがに起きるだろう(長森)
ひとりで行かせる/見つけられないはずがないだろ(椎名)
茜でも誘う(茜)
かわりに暖めてもらう(みさき)
右の道(茜)
椎名とはあまり一緒に帰るな(椎名)
12月11日[椎名]
ひとりで行かせる
学校で遊んでゆく
ダメだ、ダメだ、ダメだ
12月14日┏七瀬についてゆく/こちらもさながらに返す/やる/長森に訊く/七瀬と帰る(七瀬・シュン)
┗テスト勉強をする(茜・みさき・長森)
┏一緒に帰る(茜)
┗断る(長森)
遊んで帰る(長森)
茜と長森分岐でセーブ
③茜、長森の順にクリア

2周目、七瀬・シュンとそれ以外分岐でセーブ
⑦みさきクリア
12月15日┏それは長森(七瀬・シュン)
┗[上以外](椎名・澪)
七瀬・シュンルートは他ルートへいけなくなる
12月16日いや、ここも堪えよう/長森からチェックポイントを教えてもらう(七瀬・シュン)
————————–
┏オレも図書室に行くところだったんだ/先輩の住所も訊く(みさきフラグ)
┗家に帰るところだ(長森)
12月18日┏茜を誘う/道を戻る(茜フラグ)
┗[上の組み合わせ以外](椎名とみさきフラグ)
1周目:分岐は茜で進める
茜と椎名分岐でセーブ
②茜、椎名の順にクリア
12月19日┏なにかは知らないが参加する/やっぱ長森だな(長森)
┗[上の組み合わせ以外](椎名)
┏このまま帰る(茜・椎名・みさき)
┗部活に顔を出す/商店街に寄っていく(澪)
1周目:分岐は澪で進める
12月21日[椎名フラグONで茜フラグOFFのとき表示される]
最後だから優しくしてやる(椎名ルート確定)
————————–
次の組み合わせ以外]いや、学食で食ってくる(or 長森も連れていく)/いや、べつになにもなかったな…(長森ルート確定)
振りほどいてやる(長森)
————————–
┏部活に行く/一緒に取りに行ってやる(澪)
┗[上の組み合わせ以外](みさき)
1周目:分岐は澪で進める
茜フラグ立っていれば椎名ルートが出ない
12月22日起こすのだって頼んでるわけじゃない(長森)
次の組み合わせ以外]ここは抑えておく/耐え抜く(長森)
早く帰りたいんだ
次の組み合わせ以外]じゃあそうするか/そうだな…(長森)
————————–
そろそろいくか(椎名)
————————–
┏軽音部へ(茜)
┗演劇部へ(澪)
————————–
雨が止むまで待つ(みさき)
茜と澪分岐でセーブ
①澪、茜それぞれクリア
12月24日いや、いいよ(七瀬)
┏探してみる(シュンルート確定)
┗やめておく(七瀬)
今、七瀬の手をとる(七瀬ルート確定)
————————–
相談を受ける(茜ルート確定)
次の組み合わせ以外]嫌だっ/向かって左のこより(茜CG回収用)
————————–
部活に行くつもりだ(澪ルート確定)
————————–
バイトを受ける(みさきルート確定)
一応受け取っておく(みさきCG回収用)
七瀬・シュン分岐でセーブ
⑤どちらもクリア
1月1日気にせずに放っておく(みさき)
1月5日一人で出かける(茜)
1月9日[長森]
もう一度わざとらしく寝入る
からかってやる
1月26日[茜]
呼び止める
ダメだ出ていけ
分かった…
茜を探しに出る
2月3日[みさき]
追いかけてみる
先輩についていく
2月6日別に構わないけど(澪)
すぐに追いかける(澪)
————————–
待つ×3(茜)
2月17日声をかける(みさき)
2月24日これからのこと(澪)
3月1日なにもない(茜)
次の組み合わせ以外]絶対にダメだ/それでもダメだ(茜CG回収用)
正直に答える/茜を求める(茜CG回収用)
————————–
誤解のまま押し通す(七瀬)
本当にする(七瀬)
口でやらせてみる(七瀬CG回収用)
3月3日オレもつきあう(みさき)
3月7日食堂(澪)
演劇部の部室へ(澪)
3月9日~[七瀬その後のCG回収用]
スパッと起きる
朝食だ
(飲まない)
トイレだ
ビッグ
着替えだ
3月20日待ち続ける(茜)
茜の姿を探す(茜)
その後[七瀬CG回収用。または、次の組み合わせ以外ならTrue End]
繋がりを求める/脅す/あきらめる
————————–
構ってやる(椎名)
試してみる (椎名)
七瀬選択肢でセーブ
⑥CG回収

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