MikuMikuMoving V2はなぜ使われないのか

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MikuMikuMoving(MMM)にはV1とV2があるが、説明や状況を見てなんとなく避けていたV2。
今回は「V2って新しいのに使われてないような?」という疑問について調査してみた。

結論

V2はどう工夫しても使えない。
操作画面を一見するとMMDより扱いやすそうで期待させられるが、使えるエフェクトがほぼなく「ガワ」しかない状態。
新しい技術に対応したために、これまでMMDユーザーたちによって蓄えられてきたエフェクトの資産が全く使えなくなっている。
技術の進歩に合わせていく姿勢にはむしろ大いに期待している。
しかし、大いなる資産を捨てるなら、代わりとなる相応に魅力的な新機能が必要だ。
「また新しいMMDを一からやり直しましょうよ」と言われても、肝心の「代わり」となるものが示せていないので「ついて行こう」という気にはなれない。
ネット検索してもV2の解説記事やV2用エフェクトの配布がどこにも見つけられないことからも、V2が支持されず頓挫してしまったことが伺える。
素材を集めてエフェクトを使わずに出力するだけなら使えるが、それならV2を選ぶ必要がない。

V2が使えない理由

すぐ操作不能になる

V2はモデルを読み込んだタイミングでよく画面が灰色がかったようになりマウス操作を受け付けなくなる。
これの対処法:なんでもいいからファイルをドロップすると復帰する。

物理計算結果がMMDと違う

次の動画は同じモデル、同じモーションで比較したものだが、髪とスカートに着目してほしい。

MMD(姫森ルーナ(ホロライブ))
MMM V2

V2は髪もスカートも芯が入っているような硬さがある。
ホロライブ、原神、崩壊スターレイルなどの公式配布モデルや筆者のオリジナルキャラなど試したがどれも結果は同様。
重力設定で改善を試みたが解決せず、V2上では他に対処法も見当たらなかった。
V2用にモデルを設定するという対処も考えられるが、経験上、納得いくような動きにはできない可能性が高い上、汎用性も失われてしまう。
筆者はこの差異だけでもう使いたくないと感じた。

既存のエフェクトが全く使えない

MMDやV1のエフェクトが全く使えない。
標準で5つエフェクトが入っているが、特にすごいのがあるわけでもなく、使い方や用途もわからないものもある。
「カスタムエフェクト」というノードベースのオリジナルエフェクトが作れるようだが、マニュアルも何もないし、サンプルなども示してくれていないので、つくづくこれ以上使ってみようという気にはなれない。

おわりに

MMDでは他のユーザーが作ったエフェクトで容易にパワーアップできることが良さだったが、V2ではそれを捨ててしまった。
V2は単に開発者の都合で頓挫してしまった可能性もあるが、そこに「ノード構築」ありきなシステムを持ってきたのではさらに門を狭め、初心者を排除することにもなり受け入れられなかったのかもしれない。
念のため釈明しておくが、いい悪いを言っているのではなく、新規参入者を迷わせないための判断材料として執筆している。

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