【sdPBRマテリアル配布】無調整でモデルの色を忠実に再現するマテリアル。透過の奥に影が出ないときの対処法

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【2026/05/10追記】
リアル肌にも対応した「肌用マテリアル」を追加しました。

今回は「PMXモデルの色を極限まで再現しつつコントローラーで微調整できる」sdPBRマテリアルを配布する。
また、「透過材質がらみの影表示の不具合」への対処法を解説する。

以前Ray-MMDを試し、「モデル本来の色が出ない」とか「透過材質が重なると奥が消える」という致命的な仕様に悩まされた。
その経験をsdPBR(v4.80)に活かそうと戻ってきたら・・・sdPBRも同じやないかいっ!
このように!

マテリアル初期値では色が死んでいる
マテリアル初期値では色が死んでいる

とは言え、なんとか解決策を講じることができた。
このように!

ステージも含めて今回配布のマテリアルで生き返す
「無調整」でステージも含めて今回配布のマテリアルで生き返す

肌用マテリアルにもこの仕組みを取り入れた。
リアル肌にもできる。
このように!

<違いのわかる画像挿入予定>

もう一つ、「透過材質の奥の影が描画されない」という問題がある。
こちらは解決策というより対処法でなんとかできた。
このように・・・

そのままだと影が見えない
そのままだと影が見えない
影が見えるよう改善
影が見えるよう改善

マテリアル配布

sdPBRにおいて「調整しなくてもPMXモデルの色を再現する」ことを目標に、色補正を組み込んだマテリアルファイル。
汎用、肌用、アクセサリ用同梱。
調整用PMXコントローラ対応。

sdPBRフォルダにファイルを配置セヨ。

マテリアルの内容

モデルの材質データを元に次の項目を自動で設定する。

共通

  • baseColor: テクスチャにToonマップを合成する。高輝度の彩度を補強する。
  • roughness: 反射強度から変換して反映する。
  • specular: 反射色は反映させずシェーダーに任せる。標準的な値を初期値とした。

アセクセサリ用

  • アクセサリ用: アクセサリは環境色が発光あつかいになっている。コードで判別できないので別マテリアルとした。

肌用マテリアル

  • 表面化散乱(SSS)
  • リアル肌テクスチャ合成
  • おしろい

コントローラの使い方

マテリアルの適用と並行でPMXコントローラー(JustColor.pmx)を読み込み、目モーフ内で設定する。

  • ModelColor+: 全体の色の濃さを調整(初期値は0.2)

透過材質と「影」の不具合回避策

検証の結果、必ずどこかを犠牲にしなければならない
「見た目を優先」すると次のような対処法となった。
原則、キャラモデル自体にこの対処法は適用しない。

sdPBR_Depthタブでオフ設定

sdPBRでは、「非透過度0.5以上」のとき「その材質の背後の影を表示しない」設定になっている。
表示させたい場合は、エフェクト割り当ての「sdPBR_Depth」タブで透過材質のほうのチェックをオフにする必要がある。

エフェクト割り当てで設定
エフェクト割り当てで設定

これをすると「透過しない材質の背後の影」までもが透過して見えるようになってしまう。
例えばこれを「髪の毛」に適用すると、頭蓋骨内部のメッシュ構造が影として浮かび上がってしまう。
このように・・・

髪の毛に浮かび上がる顔
髪の毛に浮かび上がる顔

グラデーションのように徐々に透過度が変わっていく材質では、透過させるかどうかを状況に応じて自分で判断する必要がある。
この条件は数値化できないため、sdPBRのコード修正では対応できない。

マテリアルを適用しない

背後の影を表示描画するだけなら「sdPBR_Depthタブ」の設定だけでよいのだが、これが今度は新たな不具合として「背景の輪郭がドット状にガタガタした表示になる」という現象を呼び起こしてしまう。

背景がギザギザで、後ろのほうの影も強調される
背景がギザギザで、後ろのほうの影も強調される

これへの対処として、該当の透過材質には「マテリアルを適用しない」ことで透過の奥の描画がキレイになる。
材質数が多いと、どれが対象の透過材質なのか調べるのも大変になる。
その場合は逆に、影を落とすべき床など「必要な部分にだけマテリアルを適用」すると楽。

これらの対処をせず、「影が落ちないのを容認する」のも一つだ。

不要な影を消す(室内の場合)

これは今回の問題とは関係ないが、ステージ上部の骨組みなどが不要な影を落としてしまう場合、エフェクト割り当ての「sdPBR_SD0~3」「sdSSDO」タブでチェックを外すことで非表示にできる。
これで画面がスッキリする。

ライトを含む影が散乱
ライトを含む影が散乱
影を落とす材質をはずしてスッキリ
影を落とす材質をはずしてスッキリ

終わりに

今後はsdPBRの主要なマテリアル設定にも色補正機能を適用して、使えそうであれば配布する予定。

今回の使用モデル

左から順
姫森ルーナ:ホロライブ
IA:1st PLACE/お宮
冴子(仮):VRoid自作
ペル崎ひな子:自作
初音ミク:Crypton Future Media/ISAO
ダリア:MiHoYo

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